髭をたくわえ「ちょい不良（ワル）」がトレンド

東武百貨店池袋店は「ダンディー髭オヤジチケット」を発売した。髭そり（髭カットを含む）、顔そり、フェイシャルエステのパックで３１５０円。５階の理容室「そがわ」で使える。

　「そがわ」の石神秀夫マネジャーは「オヤジは髭と前髪」が決め手だという。髭は気分転換になるし、バランス良く整えれば、小顔効果もある。髪形と髭がマッチした大リーグ・マリナーズのイチロー選手や、あごひげをたくわえたレッドソックスの松坂大輔投手、「ちょい不良（ワル）オヤジ」で知られるジローラモ・パンツェッタさんら、自分仕様で髭を伸ばす有名人も目立っている。

　石神さんによると、退職して髭をたくわえる人には、口ひげとあごひげをつなげて伸ばすのが人気だが、「髭質」は髪質と同じくらい十人十色。伸ばしてはみたものの、１週間ほどであきらめる人も多い。自分にあった髭スタイリング、髭に覆われるとおろそかになる肌のケアに気を遣ってほしいという。

　年齢が上の人ほど、髭の輪郭をはっきりさせた方がよく、若い人は輪郭をはっきりさせずにバリカンで同じ長さにそろえるのもおしゃれだとか。

　こだわりたくなったら、マイブラシ。同じ池袋店５階の一角に、髭のお手入れ用品も集めた。ブラシやカップが一緒になったシェービングセット（１万９９５０円、２万１０００円）、歯の長さ３種（５ミリ、８ミリ、１０ミリ）の髭櫛（ぐし）などが並ぶ。

　問い合わせは東武百貨店池袋店（０３・３９８１・２２１１）へ。

　一方、昨年１０月に髭そり道具の売り場を設けた日本橋の高島屋東京店は９日、「ヒゲ倶楽部」特別技術委員の理容師、藤井実さんを招いて、売り場横で「ヒゲのお手入れ実演会」を開催。来場者は「眉と髭の濃さをあわせるのがおすすめ。髭に白色が混じってくるとかえっていろいろなヒゲが楽しめるようになる」などのアドバイスに聴き入っていた。売り場では、ホルダーは２万５０００円台、ブラシは３万円台が中心。ブラシやカップが一緒になった３万円台のセットも扱っている。

朝日新聞

ダンディハウス